公園の鳥たち5
国営武蔵丘陵森林公園
遅く目覚めた日曜日、暖かな陽射しに誘われて、近くの公園を訪ねました。
中央口からすぐ近くの「大沼」にはカワウの営巣地があります。木の上に巣が掛けられているのですが、その辺りは鳥の糞で白く、雪が降ったような景色になっています。
巣作りの時期なのでしょうか、カワウたちが木の枝などを盛んに運んでいます。木にとまったり、岸辺にいるときの姿と違って飛んでいる姿は迫力があります。身体の長さの何倍もある翼を広げ、滑空していきます。水面に着水するときなど片方の翼の先で水面を切り、急旋回するように降りていました。
木の上の巣にはまだ緑のの残った枝が使われています。「新築の巣」といったところでしょうか。
身体の割に小さな巣です。やっと身体が隠れる程度でしょうか。下から見ていると、不安定で落ちてしまわないか心配なほどコンパクトです。
幼鳥と思われる鳥が巣の中にいました。親鳥と思われる鳥がときどき餌を運んでいるようです。
ここの営巣地は以前にもあったのですが、個体数が増えているようです。沼の両側に広がっていました。
暖かな陽射しを浴びて、スノードロップが花を咲かせていました。まだ葉も伸びていませんが、小さな花が地面のすぐ近くに顔をのぞかせています。
可愛らしい木の実を見つけました。
スズカケノキの実と同じくらいの大きさですが、小さな星形がたくさん集まったような球体です。
モミジバフウという木の実でした。カエデのような形の葉が紅葉するようです。でも、マンサク科に属し、カエデのような翼果ではなく、このような球果を付けるのだそうです。
休憩所でコーヒーを飲んでいると、すぐ近くに飛んできて、地面の餌をついばんでいます。アオジのようです
スズメより一回り大きいくらいです。全体が黄緑の彩りで特に頭の部分の緑色が印象的でした。
アオジのすぐそばに別の鳥が降りてきました。アオジよりさらに大きく、頭を下げてつつつっlと歩くと、胸を反らせて立ち止まります。ツグミのようです。
園内にはこんなオブジェも飾られていました。
何気なく歩いていると気づかないのですが、林の中にはたくさんの鳥たちがいました。
今日の散策で出会った鳥たち
マガモ・オナガガモ・カイツブリ・カルガモ
メジロ・シジュウカラ・コゲラ・モズ・・・・

平成22年1月下旬